【国賊三部作3】国賊・安倍信者
※この記事は、旧ブログの記事【国賊三部作3】国賊安倍信者: 国家破壊に加担する「愛国者」たち(2013年4月14日)を再掲したものです。
【国賊三部作】のこのシリーズにおいて、これまで、安倍晋三は「国賊」であること、また、チャンネル桜が「国賊」であることを、事実と論理的推論に基づいて述べてきました。 3. 安倍信者は「国賊」である。 4月12日、日米両政府は、日本のTPP交渉参加に向けた事前協議で合意に達しました。合意文書では、日本が「聖域」を主張する農産品については「敏感な問題がある」との表現にとどまり確約はなされなかった一方で、自動車の関税や保険に関しては、アメリカに大きく譲歩する形になりました。
米に配慮、かんぽ新商品認可せず TPP日米協議合意
自民党のTPPに関する6条件には、「政府調達及び、かんぽ、郵貯、共済等の金融サービス等のあり方については我が国の特性を踏まえること」と書かれてあったはずですが、簡保に関して「我が国の特性」は守られないのでしょうか。
「今般、我が国のTPP交渉参加に関し、日米が合意いたしました。今回の日米合意は、我が国の国益をしっかり守る合意であったと思います。TPP交渉参加は国家百年の計です。TPPは、日本経済やアジア太平洋地域の成長の取り込みといった経済的メリットに加え、同盟国の米国をはじめ、自由、民主主義、法の支配といった普遍的価値を共有する国々とのルール作りは、安全保障上の大きな意義があると思います。我が国の国益を実現するための本当の勝負はこれからです。最強の体制の下、一日も早くTPP交渉に参加し、TPP交渉を主導していきたいと思います。」 (出典: 平成25年4月12日TPPに関する主要閣僚会議)
また、「自由、民主主義、法の支配といった普遍的価値を共有する国々とのルール作りは、安全保障上の大きな意義があると思います」と述べてTPPが「対中包囲網」であることを仄めかしていますが、TPPが本当に「対中包囲網」の形成を目指すものであるならば、安倍政権は、どうして、TPPと並行して、日中韓FTAや、実質的には中国が推進しているRCEP(東アジア地域包括的経済連携)への参加も推進しているのでしょうか。矛盾しています。 このことから見ても、「対中包囲網」という安倍政権が掲げるスローガンは見せかけにすぎず、その真意は、グローバル秩序の利益の最大化を狙うために、TPP、日中韓FTA、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)、道州制、その他諸々の新自由主義的な構造改革を断行することにあることは、明らかではないでしょうか。 長い歴史の積み重ねと先人たちの努力の結果、さまざまな「強み」を国内に抱える日本にとって、TPPをはじめとする、新自由主義の考えに基づくさまざまな構造改革は、日本の「強み」が国外に流出していく結果しかもたらさず、99%の国民は不利益しか被りません。 新自由主義的な諸政策が断行されて、日本の「強み」が国外に流出し、産業が空洞化し、農業が壊滅し、日本の国家解体と弱体化が進行していけば、もはや「中国包囲網」どころではなくなります。日本は、ますます自分の足で立つことはできず、アメリカや、グローバル秩序のように、日本以外のものに依存し組み込まれた状態を維持しなければ、生きていけないようになるでしょう。 それにも関わらず、いまだに、この国家解体をもくろむ売国政権を「愛国保守」の権化であるかのように言い張る人々がいます。 チャンネル桜の言葉を借りるならば「亡国最終兵器」であるTPP交渉参加を表明し、売国的な本質が既に多くの人々の目に明らかになっている現在においても、安倍政権を支持し続けている人々がいるというのは、どういうことなのでしょうか。 彼らは、安倍政権が、どのような地平に日本を導こうとしているのかしっかり理解した上で、安倍政権を支持しているのか。それとも、政治について何も分からずに、ただ雰囲気に流されて、安倍政権を支持し続けているのか。 一体、どちらなのでしょうか。 世界の国々が栄枯盛衰を繰り返してきた中で、日本という国は、先人のたゆまぬ努力と多くの犠牲によって、建国以来途絶える事なく、何千年の時を超えて、現代を生きる私たちに引き継がれてきた国家です。
http://blog-imgs-58.fc2.com/w/o/n/wondrousjapanforever/history_chart.jpg (画像出典:『最新世界史図説タペストリー』帝国書院)
この大切な国を、未来の日本人に健全な形で引き継ぐ責任を、現代を生きる私たち日本人は担っているはずですが、安倍政権を盲目的に支持する人々は、この責任を果たそうとせず、私たちの先祖を裏切り、また私たちの子孫に対して大きな害をなそうとしています。
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